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お魚と美術館・町並みの旅

 松江から山陰本線の特急に揺られること約二時間、車窓に日本海の蒼く光る海を眺めながら、浜田駅に着きました。人の波に混じって、ほのかに磯の香りが・・・。ここは港町なのだと実感します。

 まずは、駅前のバスターミナルから路線バスに乗り込み、しまねお魚センターへ。約10分ほど、海側に広い駐車場と大きな建物が見えたところでバスをおります。私のように路線バスでやってくる観光客は珍しくて、ほとんどは、自家用車で来るのだろうなあ、と思います。人と違った旅をする優越感をちょっと感じました。

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 さて、取れたての海の幸が集まるしまねお魚センターの店内には、新鮮なカニやサザエ、できたて熱々の天ぷらや野焼き、なんと小さなサメが泳いでいる水槽もありました。売り場のお姉さんが「おいしいよ!」とすすめてくれて、試食で頂いたタコの天ぷらは本当にとろけるようなおいしさでした(3切れ完食)。ふと見ると、なにやら大勢の学生さんが集まっています。地元の方に聞いてみると、「明日浜田で駅伝が行われるので、その練習に集まっているのよ」とのことでした。

 ちょうどお昼時なので、二階のレストランで昼食をとることにしました。ここは豪勢に…新鮮な魚介類をふんだんに使った超豪華海鮮丼を注文!出てきた料理にびっくり、取れたてのマグロ、イカのお刺身や色鮮やかなイクラ、ウニがこれでもかと詰まった、贅沢な一品でした。海を眺めながら、至福のひとときです。

 お腹も満たされたので、次のスポットへ。やはり路線バスを乗り継いで、浜田世界こども美術館へ行きました。ここでは、地元の小中学校の子どもたちが創作した絵や作品、また世界中の子どもたちの作った美術作品が展示されています。回ってみると、海をテーマにした絵の展示があり、のびのびとした浜田の海の様子が描かれていました。また、「本当に小学生が作ったの!?」と驚くくらいに、ものすごく細かいドールハウスや個性あふれるオリジナルのおもちゃ、1mを超える船の模型などが大切に保管されていて、そのダイナミックな発想にとても感動してしまいました。

江津_浜田2.jpg

 

 美術館を後にして再びバスに乗り、浜田駅に向かいます。ここから鉄道に乗り換え江津へ。鉄道を乗り継いで行く予定の江津本町には〈天領江津本町甍街道〉という古い町並みがあるとのこと。江津駅から乗り継いで三江線の江津本町駅へ行く予定でしたが、土砂災害の復旧で、この日は三江線が運休していたため、急きょタクシーで江津本町まで行くことに。運転手さんが昔の江津の町並みの様子や、その名残として今でもお寺が多いこと、昔は船で物資を渡していたことなどを教えてくださいました。

 町を歩くと、しっとりした白壁、赤瓦の家並みがとても美しく、島根県の隠された名所だと感じました。この町並みの中には、日本でもっとも古いと言われる木造郵便局の建物もあります。半洋風の建物で、なんだかお洒落な雰囲気です。なぜ、この江津に?!と思いますが、それだけ、栄えた町だったということなのでしょう。歴史好きの方には、ぜひ一度足を向けることをお勧めします。

 食べて、鑑賞して、歩いてと、なんとも欲張りでしたが、充実した1日になりました。

 

旅人/上代美穂子(まちかど研究室・島根大学文芸部)

Last modified:2007/03/26 01:42:47
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References:[江津・浜田編]