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境港と美保関、港町をめぐる旅

 水木しげるロードと美保神社の2箇所がこの旅の目的地。朝『島根大学前』から出る一畑バス『美保関バスターミナル行き』に乗って、バスに揺られること約20分で『美保関バスターミナル』に到着しました。20分しか移動していないのに、あたりに建物は少なく、自然あふれる雰囲気です。

 15分待ち合わせて、小さな車体の美保関町民バスに乗ること20分で『宇井渡船場』に到着。境水道をわたるため、小さな渡船に乗船です。あいにく時間がうまく合わずに、船をまつこと1時間。対岸の境港市には5分ほどで到着しました。(※渡船は、平成19年3月で廃止、4月からは連絡バスになります)そこから約5分歩けば、水木しげるロードです。この日は休日ということもあり、家族連れや旅行団体も水木しげるロードを訪れていました。

境港1.JPG

 

 水木しげるロードの道筋には、鬼太郎やねずみ小僧をはじめ、数多くの妖怪のブロンズ像がありました。細かいところまで忠実につくりこまれており、1体1体見るたびに思わず足を止めてしまうほどでした。

ねずみ男_ブロンズ.JPG

 

 水木しげるロードの中ほどにある「この世で一軒だけ 妖怪系専門書店」という店を見つけ、気になって、中に入ってみました。この店では、食べ物として、『ゲゲゲの鬼太郎』の話の中に実際にでてきた『目玉おやじ』『ヒトダマの天ぷら』が販売していました。もちろん、本物のヒトダマを使っているわけではないのですが、見た目はかなりリアルに作られていました。

 (ちなみに『目玉おやじ』は菓子として製造されています)また、ここではTシャツ、帽子などの妖怪グッズも多数販売していました。そこで、『目玉の親父グミ』という目玉が3個串に刺さっているグミを食べてみましたが、周りから見たら、それは面白い光景だったと思います。なにせ目玉を食っていたわけなのですから。

 さて、昼ごはんを水木しげるロードにある、なんだかレトロな定食屋さん「日ノ丸食堂」で食べて、行きと同じ渡船場にむかいました。天気は相変わらず悪く、荒れている境水道を、小さな渡船が木の葉のように揺られながら、『宇井渡船場』へ。その後、美保関町民バスに乗って、10分ほどで『美保神社入口』に着きます。そこから歩いてすぐ、美保神社に到着しました。

美保神社.jpg

 

 まず目に入ったのは、大きな鳥居。5m以上はあるその鳥居を見上げました。本堂に入る門に、大きな注連縄が架かっていましたが、またこれもまた大きい。

 美保神社の主祭神は、恵比寿様。漁業、海運、商売繁盛の守り神として信仰されているほか、豊作祈願の神様ともされています。また、本殿は、大社造りを2棟並べた美保造り(比翼大社造)と呼ばれる珍しい建築方式です。 また、美保神社の入り口付近には、2000年に『しまね景観賞』を、2006年には『漁村の歴史財産百選』に選ばれた『美保関青石畳通り』があります。この日は雨で石が濡れていて、青黒い不思議な色合いとなっていました。様々な賞をもらうだけあって、こじんまりとしつつ、なかなか味わい深い通りです。

青石畳通り.jpg

 

 帰路につく前に、『イカの姿焼き』を食べることに。10メートルと離れないところに、『イカの姿焼き』屋が、4軒もあります。どのお店も一生懸命客引きをするので、どうしようか迷ってしまいましたが、目が合ったおばちゃんがいる店で購入。昆布茶をサービスしてもらって、大満足なのでした。

 これで1日の旅が終わりました。美保関も境港も考えてみれば港町。境港は妖怪が加わることで、独特の町の魅力を生み出していると思います。その一方で美保関は、かたくなに伝統の古きよき漁村風景を守っていると感じました。近くにあるこの2つの港町をセットで旅することは、かなりお薦めです!

 

旅人/戸井 健司(まちかど研究室・島根大学文芸部)

Last modified:2007/03/26 01:22:18
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