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天海の島『大根島』

 松江も高層建築が増加し、空は見上げるほどにしか映らなくなってしまった。しかし、大根島には雄大な空が広がっていた。四方を中海に囲まれ、その先には、低くも連なる山々を望む。生憎の天気だったが、晴れた日には大山を拝むこともできるだろう。この島は、大山の噴火で形成されたと言われているが、実際にはその遥か昔に火山の噴火によってできた島である。

太古のロマン『溶岩トンネル』

 大根島には二つの溶岩トンネルといわれる、かつての溶岩流の跡が残っている。第二溶岩トンネルは、町の中心のすぐそばに入口がある。幾度かの調査を経て、この溶岩トンネルで独自に進化したエビや、目や色素の退化した様々な生物が発見されている。現在では立ち入ることが難しい第一溶岩トンネルは山口県秋吉台と同様の国指定特別天然記念物に指定されている。また国指定特別天然記念物の上に民家が建っているのはココだけとか。

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日本庭園『由志園』

 大根島で真っ先に立ち寄ったのがこの由志園。全国でも知る人ぞ知る牡丹の産地である大根島は、至るところで牡丹庭園を見ることができる。中でも、この由志園は1万坪の広大な敷地に約250種の牡丹が咲き誇る。牡丹は春が見頃であるが、訪れたときは冬と春の2度開花する冬牡丹を見ることができた。雪除けか、傘を被った牡丹の大輪は、寒さに震えながらも懸命に訪れる人を惹きつける。  牡丹もさることながら、庭園も実に見事に手入れされており、寒空のなかでも心温まることができる。途中、園内で赤貝の味噌汁も頂き、ちゃっかり身も温まってしまった。

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ちょっと疲れたら・・・

 島のほぼ中心に位置する大塚山公園は、島内一の展望を誇る。360度の海面を見ることができ、空に一番近い公園である。夜になれば境港方面の夜景は言葉を失う。少し一息つきたいなら、オススメの公園である。  もう一つのオススメは波入港親水公園。2005年11月、水鳥の生息地を国際的に保護するラムサール条約に中海が登録された。数多くの水鳥が越冬のため飛来する中海を観察することができる。中心道路から離れていることもあり、訪れる人も少ないが、それだけ鳥たちを近くで見ることができる。

 

旅人=八木倫洋[まちかど研究室]

Last modified:2007/01/29 15:01:22
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References:[松江編]