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木綿街道、ゆらり、ぶらり、昭和を感じる旅

 松江しんじ湖温泉駅から出雲大社前行きの一畑電車(出雲大社号・急行)に乗り込み、雲州平田駅めがけていざ出発しました。

 電車に乗って少しすると、すごーい!左の大きな窓から宍道湖の景色が大きくひろがり、まるで映画のワンシーンみたいです。さて、どんどん電車は進み、一畑口に着くと、なぜか電車が逆走する。運転手さん、線路まちがえたのかな?どんどん戻っていく電車、不安に思っていると「次は雲州平田〜」の車内放送。ほっとしました。あとで駅員さんに聞くと、こういうのを、スイッチバック式というのだそうです。

 雲州平田駅につくと駅でマップをいただき、昔ながらの町並みが残されている木綿街道を目指します。駅から木綿街道までは約10分ほどですが、ちょっと分かりにくいので御注意を。 

 木綿街道の入り口付近にはのぼり旗が掲げてあって、ここから木綿街道に入ることがわかります。木綿街道はその名のとおり木綿の集散地で、斐川から集まった木綿を松江や大阪に出荷していたとのこと。なんと、大阪とは年間23万反も取引をしていたそうです。

木綿街道はた.jpg

 

 ふらっと立ち寄ったアクセサリー&雑貨屋さん。昔ながらの家作りをそのまま生かした店作りがあたたかい。店主さんに薦めてもらい、木綿街道交流舘を訪れました。

木綿街道まちなみ.jpg

 

 木綿街道交流館は交流棟と本石橋邸からなっています。交流棟は「外科御免屋敷」と称された旧長崎家を復元した案内所・展示コーナーやそば・うどんを扱っている飲食店、多目的に利用できる研究室があります。まずは交流館二階の収蔵庫・ギャラリーに行き、この棚のあるところで漢方薬を作っていたと教えてもらいました。続いて本石橋家の見学へ。本石橋家は250年もの歴史があるとのこと。松江の殿様の休憩所としても使われており、茶室では殿様がお茶を立てていたそうです。

 木綿街道交流館では平田舟のチケット販売もしています。この日は、平田舟は運休でしたが毎週土・日には運航しているので、乗船してみるのもいいかも。

 岡茂一郎商店さんに立ち寄りました。しょうゆから作ったしょうゆ??これは、どういうことなんだろう。しょうゆは大豆、小麦、塩を原料に作られています。しょうゆから作ったしょうゆは塩の代わりにしょうゆを用いてつくられたしょうゆのことを言うそうです。これを正式には、さいしこみ醤油というのですが、「さいしこみ」を一文字ずつ飛ばして読むと…?そう、「さしみ」こんな話をしてくれる、気さくな店主さんでした。さしみ、こいくち、うすくちを食パンに付けて試食する「しょうゆ利き」も体験させてもらいました。

しょうゆ看板.jpg

 

 その足で次に向かったのは、歩いてすぐ、シェルピア中ノ島の「ゆらり」「ぶらり」。私はまず、思い出横丁「ぶらり」に入り、どぶろく食堂であげたこと日本酒ソフトクリーム(共に300円)を買いました。昭和をイメージしたメニューが取り揃えてあり、中でも人気メニューは「給食セット」!。食堂には黒電話やアトム、マジンガーZなどのフィギュアが置いてあり、壁には昔の映画のポスターが貼ってありました。

 そして、温泉「ゆらり」に。この日は、時間の都合で入れませんでしたが、100%天然温泉掛け流しは魅力的です。露天に内湯、サウナ、釜蒸し風呂とさまざまな温泉を楽しむことができます。

 雲州平田駅まで10分ほど徒歩で戻って、今度は鰐淵寺に平田生活バスで向かいました。なにせ1日3本のバスです。観光でこのバスを使う人は、かなり珍しいのではと思います。小さなバスは、山あいの道を行き、峠をこえて日本海側に出ます。そしてともういちど山側に入り込み、目的地につきます。

 鰐淵寺は紅葉の名所として有名で、紅葉まつりが11月5日から25日までおこなわれています。この日は、雨がふる中でしたが、なんとも綺麗な紅葉、澄んだ森林のにおい。来た甲斐がありました!

がくえん寺.jpg

 

 とても充実した平田の旅となりましたが、実をいうと、鰐淵寺の帰り、なんとバスに乗りそびれてしまったのです。幸い、親切なお寺の警備の方に平田駅まで送ってもらい、なんとかなりました。こんなアクシデントもバス旅ならではの楽しいエピソードです。

 

旅人/松本彩子(まちかど研究室・コミュニティワークス)

Last modified:2007/03/26 01:33:46
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