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歴史と人情に触れる隠岐道後の旅

 本土からフェリー揺られて、やってきました、おきらくリゾート隠岐の島!

 今回の旅は隠岐の島のうち東に位置する道後。まあるい形をしたけっこう大きな島です。

 さて、旅をはじめる前に、まずは島の勉強から、ということでポートプラザ二階にある隠岐自然館へ。その名の通り、隠岐の自然を紹介しているわけですが、野鳥や野生動物の剥製展示やミニ水族館と銘打って魚たちが水槽の中で泳いでいたりと、けっこうおもしろい。

 この隠岐ポートプラザから路線バスで30分ほど。水若酢神社前の停留所で降りて数分歩くと、五箇創生館へ到着。ここでは、闘牛の剥製などを見ることが出来ます。

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 併設のレストランでお昼ご飯を頂きましたが、サバやアゴでだしをとった釜あげ蕎麦は、平たい麺と汁があっさりしていてとてもおいしいです。また、この五箇創生館の近くには、明治時代に郡役所として活躍した洋館を移築・復元した隠岐郷土館や、江戸時代末期の民家を移築した都万目(つばめ)の民家があります。この都万目の民家は大変昔の趣のある家屋で、囲炉裏などもそのまま残っており、県の有形民俗文化財に指定されています。美しい紅葉と一緒に楽しむことができました。ちなみに、この都万目の民家の近くには闘牛場もあります。時期をあわせて、ぜひ闘牛見物がしたいと思いました。

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 水若酢神社前よりさらにバスで移動すると、国分寺に到着します。隠岐の国分寺は、「鳴り天井」で有名です。本堂中央の床の上に立って手を叩いたり声を出したりすると、その場所でだけ、真上の天井から弦を弾いたような不思議な反響音が聞こえるのです。この日はあいにく雨天だったので、残念ながらハッキリとは聞こえませんでしたが、天気のいい日にはよく聞こえるそうで、ここで歌を歌い、自信をつけて帰っていく歌手もいるそうです。この国分寺には、明治維新の廃仏毀釈のときに放棄されていた仏像も何体か置いてあったり、後醍醐天皇行在所跡があったり、歴史的にも大変興味深いです。

 隠岐は周囲を海に囲まれているので海鮮料理のお店もよく見つけました。ここ隠岐ではサザエがよくとれるため、日常的に家庭でもサザエカレーなど、サザエを使用した料理がよく食べられるそうです。宿泊した旅館でもお料理に焼きサザエがふんだんに出てきて、大満足でした。

 隠岐の人々は本当に優しく親切です。バス停でバスの時間を調べていると、見ず知らずのおばあさんが「どこに行くの?そこに行くならこのバスに乗るといいよ」と教えてくださったり、バスがなくて旅館までどうやって行くか悩んでいると、見ず知らずの方が「車で送りましょうか?」と。人の心の暖かさに触れた旅になりました。

 

旅人/小林尚美(まちかど研究室・島根大学文芸部)

Last modified:2007/03/26 01:56:09
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References:[隠岐編]